◆お肉博士のちょっと為になる話:貧血予防にはレバーを◆
レバーには、貧血によい鉄分(ヘム鉄)、ビタミンA、ビタミンDが豊富に含まれています。
鉄は体内で合成できないので、食事からの補給が必要です。(特に妊婦さんには必要な成分です。)
そのためには鉄を多く含む食品を摂取する必要がありますが、単に鉄の含有量が多いだけでなく、吸収のよい(利用率の高い)食品を摂取することが大切です。
食物中の鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、野菜、海藻、穀類などの植物性食品に含まれる鉄は非ヘム鉄で、食肉や魚などの動物性食品に多いのがヘム鉄です。
ヘム鉄の腸管吸収率は20%以上と実に効率的ですが、非ヘム鉄の腸管での吸収率は約5%です。ですから、緑黄色野菜や大豆、海藻をたくさん食べても体内に吸収される鉄はわずかです。
しかし、ヘム鉄の多い食肉たんぱく質と同時に摂取すると、腸管での吸収率が高まることが各種の実験で確かめられています。
鉄の含有量が多く、吸収率もよいレバーや食肉は優れた食品といえます。
特に豚レバーは鉄分を多く含みます。当店の商品『豚レバー揚げ煮』は、レバー臭さもなく食べやすいので鉄分摂取にオススメです。
※管理栄養士でお料理教室の吉川先生がレシピを作ってくれました。
また、ビタミンC(特にガバァ)と一緒に摂取すると吸収率が良くなることが分かっています。
※健康・長寿のためには、肉や魚、豆や穀物、野菜など、いろいろなものをバランスよく食べることが必要です。